8日間坐禅合宿・前篇「本職のみなさまと坐ってきました」

8日間で51回坐禅してきた者です(^^)

1回40分。それを51回。

期間:12/1土~12/8土
場所:曹洞宗大本山 總持寺

普通の人が覗けない世界に潜入してまいりました。

臘八攝心会

ろうはつせっしんえ。これはそーゆー名前の行事でして。

「かつてお釈迦さまが7日間眠らず坐禅を続け、12月8日の未明に悟りを得られた」

という故事にちなみ、お坊さんたちが取り組む修行。

なんと、總持寺では一般人も参加させてくださるとのこと。

やるか、やらざるか・・

この9月に永平寺の3泊4日坐禅会を乗り切ったし・・

しかしさすがに8日は・・

めっさ迷いましたよw

結局、ここんとこ痛感してることが背中を押しましたね。

①世の中ギスギスしすぎ
都会だけじゃなく地方でもその空気を感じます。ならば、まろやかな心でいることが価値を持つのでは。

②誰もがネットで高度な情報を入手できる昨今
たいがいのことでは差別化できない。ぶっこんだことをやった方がよさそうだ。

てことで応募したところ、

当選しちゃいましたw

入山後に笑撃の事実

11/30金の17時前、お山に入ります。

敷地は縦横600mとメチャ広く、ぼくらが寝起きする宿泊棟はこんなにデッカイ。

受付をすませ着物&袴に着替え、

オリエンテーション→入浴→就寝。

この日は0日目という位置づけなので、坐禅はナシでした。

*タップ&ピンチインで拡大

毎日のスケジュ~ル。

翻訳&解説すると以下のとおり。

◆2:30 起床
「笑撃の事実」ってのがコレ。笑うしかございません。
永平寺が3:50起床だったんで、そんなもんかと思ってたら大間違い。
サラリ~マンやってた時は寝る時間でしたよね~。

◆3:00 僧堂へ
雲水さん(若手修行僧)の先導で一列になって向かいます。徒歩5分。
参加者は男性10名女性3名。ぼくでも若い部類に入る年齢構成でした。

◆3:20 坐禅①
40分の坐禅を1日7回行います。
僧堂は体育館くらいの大きさ。ぼくらは端っこでやらせてもらいます。
「プロ野球のキャンプに一般人が参加」みたいなことですからねぇ。總持寺さん懐が深い。

◆4:20 坐禅②
生姜湯が配られてカンゲキ。葛湯みたいなとろみがあってマジうまでした。

◆5:20 坐禅③
後半の20分はお経をとなえます。坐りながら経本掲げて声出すってのが腰にくるw

◆6:30 朝食
おかゆと漬物ともう一品。そのまま僧堂にて坐禅の姿勢でいただきます

◆8:30 講義
前川睦生老師が、曹洞宗のレジェンドが遺した書物をもとに授業をしてくださいます。
参加費1万円なのにサービス良すぎ。
「坐禅よりも前川さんのお話が目当てで参加した」って人もいました。

◆10:00 坐禅④
この時間帯の眠気が強烈 笑。逆に朝の起床直後は意外と平気。睡眠で体力が戻ってるから。

◆11:30 昼食
献立の一例をご紹介。
・白ごはん
・大根とにんじんのみそ汁
・塩もみきゅうり
・なすと根菜の炒め
毎日毎日、このような精進料理が続きます(^^)

◆13:30 講義
柴田康裕老師が授業をしてくださいます。この方のお人柄がステキでした。
後篇は「8日間の心の変化」を書こうと思うので、そこでちょっと紹介しましょう。

◆15:00 坐禅⑤
なんと、お茶とお菓子の差し入れがございます。厳しめの修行なので飴とムチということでしょうか。イチゴ大福、チーズケーキ、ワッフル・・デパ地下で売ってるような高級な感じのものが日替わりで。チーズとかって動物性たんぱk←

◆16:20 夕食
昼よりも量は少なめ。普段いかに食べすぎているかを痛感します。

◆17:30 入浴
ただし2日に1回。それも地味に修行でした^^

◆19:15 坐禅⑥
だんだん足腰が痛くなってくるんで、それとの闘いですね。

◆20:15 坐禅⑦
早く終われ早く終われ早く終わr

◆21:00 就寝
┗(^o^ )┓三3 5時間半後には起床なので猛ダッシュでおフトンへ。

さてさて、後篇は

・5日目に突然降ってきた、人生変わっちゃう気づき
・坐禅がなぜ効果があるのかわかった

これらをかみ砕いてお伝えしたいと思います(^^)