お遍路21日目「ピンチ」 土佐市~36番青龍寺~須崎

【2016.5.30月の道程】
ビジネスイン土佐 start~
36番青龍寺へ 10.0km
一福旅館へ23.0km
計33.0km(総計419.3km)

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や~・・

まいりました今日は。

スタート直後から靴に異変が 笑。

突如足に合わなくなって、左足のつま先がキツキツになり。

かなり痛い。

雨続きによる洗いすぎで、アッパーのとこが縮んだと思われ。

つま先をかばいながら歩くと、右足へ負担がかかる・・

そんな、負のスパイラルへ突入 笑。

ひさびさの30km超えともあいまって、なかなかの1日でした。

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ピカーと晴れて7時すぎ出発。

今日は嫁さんの誕生日。メールをやりとりしながら歩きます。

快く送り出してくれてありがたいなーて気持ちがリフレイン。


用水路もキラキラ。


金剛杖の持ち手んとこから異臭が。

きのうの大乾燥大会でドライヤ~あてるの忘れてました←

今日の道端の花。


快調に10km進み、宇佐町の海辺へ出る。


この橋を渡ったもう少し先に、寺があります。

左にぐいーんと曲がると、


この景色。さらに直進すると、


この景色。

波の音がかすかにするだけの、静か~ないいところ(^^)


朝青龍は、ここから四股名をつけたんですって(このすぐ近くの明徳義塾高校出身)。


到着。プチ登山かと思いきや、階段だけで許してくれました。


納経所の貼り紙。おたがい人間ですものね。


次へ向かおうかという辺りで、どうにもつま先が痛くなり。

靴ひもを緩めてみたが、焼け石に水。

残り23km・・

どーするか・・


軽く動揺してたら泥だまりで足を滑らせ、この通り。


アイスを食べ海を眺めながら、切り替えます。


しゃんめえ。

どうにかだましだまし、行ってみよう。

ゴールのお寺までの距離(750km)が、初登場。

しかし今はそれどころじゃない 笑。


こういった入り江が、今日はひたすら続きます。

アップダウンはほぼなく平坦。足の状態的にほんとラッキー。


あんぱんと缶コーヒーで、立ったまま昼飯。

座ればいいのだが、どうにも浮足立っている。

足、行けるかなーどーかなー・・って顔。


歩道がほぼないこーゆートンネルは、やっぱ大変。


このたすきを必死に振り回してアピール。

したら、ちゃんとよけてくれました。


入り江入り江入り江。足痛い足痛い。

左足をかばううちに、右足が重たくなってきて。

そこで金剛杖が役立ちましたわ。

雨降りん時はぶっちゃけ邪魔なんだけど、まったく浅はかな考えだったなとw

そんで心に浮かんだ言葉は・・「ゆっくり急ごう」。

遍路も人生も、そういう矛盾の中に答えがひそんでるような気がして。

 

なんつうか、昨日あたりから・・・

「そういやおれは、何のためにお遍路に来たんだっけ」

ってことを考えたわけです 笑。

ネタ集めも楽しいけど、そもそもは

【心を整える】

って主旨だったよなと。

起業って、まずはそこが大事だよなと。

一喜一憂しない。

右往左往・行ったり来たりモードから、オサラバする。

 

・・てなことで言うと、

今日のこのアクシデントってのは、

お大師さまからの「出題」なのかなって思ったわけです(^^)

 


てなわけで、

途中足を休めたりしながら、

どうにか&こうにか23km歩き通し、

宿のある須崎の町へたどり着きました。


いちおう靴を購入。

最果ての場所だったらそんなこともできないので、ラッキーでした。


まーどーにかなるべとつぶやきながら、

めでたく宿着。


自分をねぎらいながらビ~ルをグイグイ。

自分に優しくなれると、人に優しくなれるのでは・・

そういう意味でも、今日のアクシデントは良かったような気がします。はい。


新旧の靴が揃い踏み。

明日あれこれためしてみるとしよう。

 

今日は内省的な内容でしたね 笑。

お遍路は徳島→高知→愛媛→香川の起承転結。

ここが転調の時なのかもしれません。

んではー☆