お遍路29日目「愛媛ステージ奥深しw」 宿毛~40番観自在寺

【2016.6.7火の道程】
秋沢ホテル start~
第40番札所 観自在寺へ 21.8km
民宿??へ 8.7km
計30.5km(総計633.9km)

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ここんとこ、大野さん&りゅーと、人とのご縁が続きました。

今回はまた、同行気分を味わって頂ける感じの記事になってます。

それではどぞー。

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起きて外見ると小雨。しかし太陽は見えている。

梅雨入りしたし、判断がむつかしくなる局面が増えるでしょう。


出発。今日は峠越えするし、雨合羽着ちゃいました。


外へ出たら、なんと雨が止んでるw

光速で回れ右し、ロビーで雨合羽をしまいます。

暑いし、後の手入れが面倒なので。


テルホ出てすぐのこちらで、朝飯。

レジのお兄さん(ドランクドラゴン塚地似)の名札の

「やました」を

「やせました」と寝ぼけ空目w

ホンット、朝弱いんす。


歩き出します。

国道を離れ、獣道へ。


のっけから、パンチの効いた登りw


ふたたび雨が。

かつ、夜中の雨で路面はウェッティー&スリッピー。

「お天道様? おふざけになるのは御勘弁頂けませんか」

という意味のことを、もう少し荒い言い方でつぶやきます←


挨拶励行。


おお、舗装がしてある☆
いいぞもっとやれ~


道しるべは左折の指示。

しかし歩きスマホで見落とし、直進。

この家にお住まいの方が呼び止めてくれ、致命傷にならずにすみました(^^)


そのお宅の裏手。たまねぎどっさり。

 


【問1】道はどこでしょう。


【問2】道はどこでしょう。

般若心経「世の中どれだけいい加減か分かったか?^^」

ぼく「押忍」


電波よさげなとこへ出たので、すかさず今夜の宿取りTEL。

天候判断がむずかしく、先送りにしてた。

一軒目、NG。

まずいw

調べた限り、候補はあとひとつしかない。

したら、二軒目はOK。ほっ。

「雨の日は国道を通って来た方がいいですよ」とのこと。わっはっは^^


おおナイスフォロ~(^^)


山里なんだけど、


こんな看板が。いやはや。


持ってっちゃう人がいると 笑。


出ました、敗残兵モード(=刀を杖がわりにヨロヨロ歩く感じ)。


雨足が強まってきました。


あと少し・・思わず寄りで撮影w

勾配にバリエ~ションがあって、地味にきついタイプの山ですわ。


こんなとこに茶屋w 納品がマジきつそう。


登頂。お約束の失神芸。

愛媛イン!

雨で太ももの辺りはズブズブ。

しかしそれを体温で乾かすのがお遍路^^

案の定、数時間後には乾いてました。


県境を越えると、様子がガラリと変わります。

京都かな? って感じの、オサレムードに。


地面は歩きやすく整備されてて、柵までついてる。

国道を行かず獣道を来たのは、じつはこれが見たかったから。

ようは、高知と愛媛の経済格差ですな。

わたくしのお遍路アドバイザ~むかえちゃんのブログを読んで、それをナマで体感したいと思ったわけです。


森もちゃんと手入れしている感あり。


この急な階段も、整備されてるからとっても降りやすい。

高知なら「崖かよ!」って感じの仕上げにしてる 笑。


めでたく山を脱出。


今日の道端の花。

こーゆーのステキなの見ると、雨降りの日もいいもんだt…

ハッ! 何を言ってるんだ俺は?←

町へ出ました。

なんだかこの・・

高知より格段に人の気配を感じる。

そして、経済活動の匂いがする 笑。


国道56号と合流。

ド~ナツと雪印コ~ヒ~で小休止。


歩きます、


歩きます、


歩きます、


右折すれば寺なんだけど、直進。


この店がお目当て( ^q^)


・・・しゃんめぇ。


ならばと、真向かいの道の駅MICへ。


勢いがある。


昼ごはん。愛媛なんでポンジュ~スをチョイス 笑。


洋子さんいただきまっす☆


うめえ。トマトも甘かったぁー。


愛媛ステ~ジ1ヶ目テンプル。

お米置き?

本堂&大師堂に鐘がない。


なんと本堂に納経所。

徳島&高知には無かった仕様w


納経所のおじさん(佐野史郎似)に

「宇和島の闘牛場が気になります^^」と尋ねたら、

「ここに聞くといいよー」っとメモを頂いちゃいました。


宿へ向かいます。国道沿いにバンバンお店が出現。やっぱり経済格差なのか。

歩道もちゃんと両側にあるし(高知はたいがい片側、無い所も有り)。

手入れされた花壇が、潤沢な予算を感じさせる 笑。


愛媛と言えばみかん。この乗り物めちゃ憧れ。


宿まであと少し。


海を渡るロープウェー? すごくいい!!


宿手前の眺め。今までにない感じで感激しました(^^)

* * *

そして・・・泊まった民宿なんですがね。

冒頭で名前を伏せたのは、以下の理由によります。

・外観ボロッボロ、築半世紀位
・薄暗くすえた臭いの地下に部屋がある
・部屋へ入ると足の臭いがする
・畳をティッシュで拭いたら茶色い汚れが付着
・トイレは汲み取り式
・風呂のシャワーホースに穴が開いている
・浴槽の底がヌルヌルしている
・夕食中、食べ物にハエがたかる

宿についてネガは書かないスタンスでやってきたんですが・・

その基準をちょっと超えちゃいましたね 笑。

ここがNGだったら泊まるとこ無かったかもとか、

おかみさん(石井ふく子似)は親切だったとか、

夕食は地の物魚介が豊富だったとか、

ポジはあるんですけどね。

これを、般若心経が言うところの

「受けとめ方を変える」

ってトレーニングと解釈するならば・・・

「アレが気に入らない」「こーじゃなきゃイヤ!」

ってな肥大した欲をダイエットするのに、好適な宿です 笑。

足摺でお遍路に飽きてやめちゃう人もいるとのこと。

「これからが学びのお楽しみであるぞ^^」

ってな、お大師さまからの先制パンチかもしれませんw