甲府はジュエリ~とトウモロコシの街(!)

ロケ続きで早寝しちゃって更新が遅れてる者れす^^←

えーと、熱海~甲府旅の続きですね。

甲府の友人が経営してる、ジュエリ~の会社を取材してきました。

信玄とワインだけじゃないんです、山梨は( ^ω^)

甲府駅からクルマで5分ほどの、秋山製作所

こちらの秋山シャチョが出迎えてくれました。

彼とは以前、いっしょに草野球をやっていて。

その後、お父さまの跡を継ぐということで甲府へ戻り、5年ぶりの再会。

まんずは、会議室で説明を受けます。

・山梨は、日本で作られている宝飾品の1/3を占める
・もともと水晶の産地で、その加工により発展
・弊社は「シルバーの秋山、ブローチの秋山」で名を馳せてきた
・近年は、世相や嗜好の変化に対応すべく試行錯誤中

ふむふむ・・

それでは現場を拝見( ^ω^)

 

ちょっと奥様聞きまして?

雅子さまのブローチ、じつはmade by AKIYAMAなんですって☆

こちらを例にとり、工程の説明をしてもらいました(^^)

原型。

それをもとに、型をとります。

型にゴムを流し込むと、このとおり。

それを数本まとめ、

型をとり、金属を流し込むと・・

量産できる。

なるほどー。

 

続いて、鋳型に金属を流し込む、鋳造機の説明。こちらは真空式。

こちらは遠心式。金属の性質によって使い分けているとのこと。

 

型に金属を流し込むと、「す(=気泡)」ができると。

それはやむなしとして、どこに発生させるか。

そんな地道な創意工夫によって、さらによい製品ができる。

等々の話が続出(^^)

お次はプレスの作業場。手で回す式のものや、

足踏み式のもの・・打ち抜きたいものの性質によって、使い分けているそう。

こちらが金型。

それらがどっさり入った引き出しを閉めようとしたら・・ビックリするぐらい重かったww

成形した金属を洗浄する作業場。この青いバレルの中に、

このような「メディア」と呼ばれるものを、製品と一緒に入れる。

粒の大きさやカタチで使い分け、洗いあがりの加減を調節していると。ほあーーーー。

こんなメディアもありました。並々ならぬこだわりが感じられます。

そして、磨き等々をする作業場へ。

みなさんの熱が伝わってくる( ^ω^)

右が磨く前。(*タップで拡大)

磨いたあとの左と、光沢が違いますね。

完成品のほうがわかりやすいかな。

ピカッとさせるところ、白光りさせるところ・・・

こまやかな意図をもって表現しているそうです(^^)

こういうのもぐっときます。

シロートには同じにしか見えないが、明確な使い分けの意図があるのでしょう。

おらにはまったく縁遠いジュエリー。

しかし、

繊細な情熱をそそいで作られている現場を目の当たりにすると、印象が違ってきます( ^ω^)

昨今の状況に対応すべく、こんな工夫も。

留め金の形状を見直し、途中でロックできるようにしたもの。つけ方のアレンジを楽しめます。

マグネット式にし、簡単につけられるようにしたもの。

「業界をとりまく状況はきびしいけれど、自分にできないことはない」

と、力強いコトバで締めくくった秋山シャチョ。

ひと回り以上年下の友人ながら、しょってるものがおらとは違いますね。勉強になりました。

「ここもオススメですよ」と言われ、甲府の街中にある山梨ジュエリーミュージアムへ。

写真撮影NGだったけど、研磨職人・清水幸雄さんのこの技術はすごかった!

手と目と耳の勘だけでこんなん作り出すって・・おかしいでしょ 笑。

 

数々の職人魂に刺激をいただきつつ、帰路。道の駅へ寄ろうとしたら、

Googlemap「こちらが目的地です^^」

・・・行き止まりなんだが 笑。

しかも、トウモロコシ畑のど真ん中だよ!!(ハリセンフルスイング

退却の途中であやうく脱輪しかけたが、気を取り直し到着。

なぜ山梨でトウモロコシ??

っと思っていたら、こちらの品種のバラ売りが完売。平日なのに。

なにィィ~となって、箱買いコーナーに1ヶだけ残ってたのをあわててGET 笑。

帰宅してすぐさまゆで、実食(^^)

糖度はもちろんのこと・・甘さの「品」が違いましたね。

そのへん、秋山シャチョが解説してくれたんで、以下。

「確かメジャー3品種があって、中道のきみひめ、みたまのカンカン娘、トヨトミのゴールドラッシュだったかな?甘いことで有名みたいです」

「“北海道の焼きもろこし” の看板で売ってる縁日の屋台の裏に行くと、山梨の上記品種の箱が転がっているという逸話があるくらいで。押しも押されもせぬ産地になってるみたいですね」

 

みなさま。ジュエリーとモロコシをお求めに、山梨へ行かれてみては(^^)